L3は覚える文型が多く、学習者にはちょっと疲れる課。全ての文型を入れ終わったら、ちょっと一休みして、賞品つきクイズをしてみるのはどうでしょうか。L2の復習にもなります。
ここではそんなゲームを紹介します。
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離島への乗継便も一発検索【NAVITIME Travel】第2課、3課のまとめ-NのN-
ここで各文型の教え方は省きますが、ゲームを実施するにあたって学習者が文型を覚えていないと成り立ちません。そこでまずは復習をしましょう。特に「何、どこ、だれのN」は他言語だとそれぞれ違う言い方をすることもあるため、どんな名詞が入るかを意識させてください。
わかりやすくするために、板書をしましょう。
板書をする際には学習者に質問しながらにしてください。
例:T:(カメラの雑誌を見せながら) これは…
S:雑誌です。
T:そうですね。雑誌です。(カメラの箇所を指さしながら)
S:あ、カメラの雑誌です。
T:はい。カメラの雑誌です。じゃあ、クエスチョンは何ですか。ーーーの雑誌ですか?
S:なんの?なんの雑誌ですか。
T:はい、そうです。 何の雑誌ですか・・・カメラの雑誌です。
以上のように、ただ書くのではなく、学習者とコミュニケーションを取りながら板書すること。
板書例
① Q:これは なんの ですか。(L2の復習)
{ケーキ、雑誌、CD…}
A: の です。
{りんご、カメラ、英語…} {ケーキ、雑誌、CD…}
② Q:これは だれの ですか。(L2の復習)
{ケーキ、雑誌、CD…}
A: の です。
{わたし、友達、先生…} {ケーキ、雑誌、CD…}
③ Q:これは どこの ですか。(L3)
{ケーキ、雑誌、CD…}
A: の です。
{スターバックス、アメリカ、日本…} {ケーキ、雑誌、CD…}
※「どこのN」では 国以外にもブランド、メーカー名や会社名が入ることを意識させてください。
国しか入らないと思いこんでいる学習者は多いです。
【応用編】 みん日Ⅰ第2版では②の用法を入れていませんが、入れる場合に参考までに書きます。
①は課末問題に出てきます。
NのN(場所に関係するもの)
① Q: は なんの ですか。
{~学校、トヨタ、スターバックス、レアルマドリード…} {学校、会社、店、チーム…}
A: の です。
{日本語、車、コーヒー、サッカー…} {学校、会社、店、チーム…}
② Q: は どこの ですか。
{~学校、トヨタ、スターバックス、レアルマドリード…} {学校、会社、店、チーム…}
A: の です。
{日本、アメリカ、スペイン…} {学校、会社、店、チーム…}
※だれのNは経営者の意味にも取れてしまうため、ここでは省いたほうがいいです。
聞かれた際は、経営者にもなり得ることを説明。 (社長の名前を書くなど)
活動:どこの、なんの、だれの、いくら クイズ
ここからは ゲームの仕方を説明します。
このゲームは教師が提示したものについてクイズを出し、
全て当たったらそれをプレゼントするといったゲームです。
教師側の準備
準備するもの
◆色々な物(イラストではなく現物)。例:本、マンガ、ジュース、お菓子、ノートなど
- プレゼントできる安価なもの。
- 値段、どこのブランド(またはどこの国の物)かはっきりわかるもの、明記してあるもの。
- 「何のN」の質問が入れられるような物。(英語の本、りんごのジュースなど)
- 「誰のN」の質問も入れられたらなおいい。
(本や漫画の作家など。但し、私の~、友達の~と混同しがちなので注意)
◆ダミー用の物(イラストや写真)
こちらはゲームを盛り上げるためと、高い値段を言わせる練習のために、
絶対当てられないだろうと思う高価な物をいくつか準備する。
会社名と値段がはっきりわかる物を選ぶこと。
例:色々なメーカーの車の写真、パソコン、高級時計など。
★レアリア、写真を準備する前に、「どこのN、なんのN、だれのN、いくら」の問題を考えておくこと。
先に考えておくと、出題が難しい物が出てくるはずです。
ゲームのルール説明
こちらにゲームのルール説明を書きます。
- 教師が何かの物を見せる。例:ジュースを見せる。
- 学生に「これは何ですか」と質問する。
- 学生はその質問に答える。
- 正答した学生だけ次の質問に進むことができる。
- 次に「なんの~ですか」と質問する。例:なんのジュースですか。
- 質問に進んだ学生だけ、答え、正答したら、次の質問に進む。
- 上記を繰り返す。「どこの~、(本であれば)だれの~」
- 最後の質問は「いくらですか」にし、学生がピッタリの額を当てた場合、その品物をプレゼントする。
こちら例です。
例:日本の車の雑誌/日本語/500円 学習者4名 S1/2/3/4表記
T :これは何ですか。
S1/3/4:雑誌です。
S2 : 新聞です。
T:S1/3/4さん、いいです。 S2さん、ちがいます。
–S1/3/4だけ次の問題に進む。S2は答えられない。
T:じゃあ、これは何の雑誌ですか。
S1 :車の雑誌です。
S4 :日本語の雑誌です。
S3 :日本の雑誌です。(語を忘れる)
T:S1/4さん いいです。 S3さん、ちがいます。
–S1/4だけ次の問題に進む
T:どこの雑誌ですか。
S1/4:日本の雑誌です。
(小学館など会社名が言えた場合はポイントを高くする。)
T: いいです。
—二人とも正答なので次に進む
T:この雑誌はいくらですか。
S1:500円です。
S4:300円です。
T:(値段を見せて、)S1さん、おめでとう!
この雑誌をプレゼントします。

上記のようにスムーズにいくとは思えないので、様子を見ながらヒントを出したりと工夫してみてください。
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ゲームのアドバイスと応用編
楽しくゲームをするために
ルールは適宜変更してもかまいません。楽しんでQAできる状況を作ってください。
楽しくできるためのアドバイスをこちらに書きます。
- 学生にルールを説明するときは、一度デモンストレーションをやってください。
言葉だけの説明は難しいと思います。
- 学習者に自信を持たせるため、初めは簡単な問題からにしましょう。
すでに授業で何度も練習したものなどを初めに出題する。 - 価格を問う問題が一番難しいため、「いくらですか」は必ず最後にしてください。
- 値段はピッタリでなくても、近ければいいなど自由に変更してください。
ただその際は混乱させないように先に500円前後はOKなどとルールを決め、説明しておきましょう。
またあまりにも的外れな値段が多かった場合は、~から~の間などヒントを出してもいいと思います。 - できるだけ学習者の得意分野を入れておきましょう。モチベーションがあがります。
- 問題が起きそうなものは避けましょう。
例:韓国と日本と両国で販売されている似ているお菓子等は避ける。 - 最低一つは品物をプレゼントできるような問題を作ってください。
応用編
ゲームのルール説明で書いたものは基本的なやり方です。
クラスのレベル、人数、時間などによって色々なやり方ができると思います。
- 負けた学生が教師の代わりにクイズの出題者になる。
早い段階で脱落してしまった学生は暇になります。それを回避できるやり方です。
また、どこの、なんの~の練習にもなります。 - 脱落という形をやめ、全ての質問の答えを紙に書いてもらい、最後に提示、全問正解した人が勝ち。
こちらも脱落者が退屈になってしまうのを回避する方法です。
その場合は紙に書いてもらうことが必要です。 - 次のステージに進んだ学生が、誰も答えられなかった、正答できなかった場合、
脱落した人が答えることができる。
特に、価格を問う問題は難しいので、だれも当たらなかった場合に答えさせてもいいと思います。
あまり厳しくせずに、ぜひ楽しみながらこのゲームをしてみてください。
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