L9の文型は日本好きなら、習わずとも知っている「好き・嫌い・わかる」などがあります。比較的簡単な文型なので代入練習を機械的にするよりも、活動を交えて練習しましょう!
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離島への乗継便も一発検索【NAVITIME Travel】L9 活動案 相性マッチング
今回は文型がたくさんあるため、基本的な教え方はここでは省きます。
好き・嫌い・上手・下手・わかります・Nがありますを(できれば理由のからも)全て導入ずみで
この活動をしてください。
上手・下手までしか導入していない場合は、そこまででの内容で実施。
教師側の準備
L9活動プリントを人数分印刷 (下記からダウンロードできます。)
このプリントを使用しない場合は、プリント画像1のように左側に学生が質問を書き込めるようにし、(一番上は例を記入)、右側に生徒の名前を書き込めるものを作成する。
当プリントは6人分なので、人数を増やす場合は、~さんの箇所だけ別で作るか、人数を限定して実施する。

学生側の下準備
質問文を作る
配布後、学生に質問を作らせます。(プリント画像2参照)
このプリントでは7問記入する箇所があります。
質問を作らせる前に、下記のことを説明しておくこと。
- 初めにこの活動の最後までの流れを説明しておく。作った質問が的を射ないものになる恐れがあるためです。
- 考える質問は あなたが好きなことや、こんな相手ならいいなと思う質問。
例:自分は料理が下手だから、料理が得意な相手ならいいなぁなど。 - 質問は習った文型「好きです、上手です、わかります、あります」を使って書くこと。
※「上手ですか」は直接相手に質問するのは適切ではないので、「得意」にかえてもよい。その際は「得意」も導入しておくこと。 - 下手です、嫌いですも使ってもいいが、あまり否定文から質問することはないので、それを説明しておく。
- 質問がNだけじゃない文(例:「泳ぎますが好きですか」など)が出てきてしまった場合、Nで代用できるのであれば代用し、無理な場合は文法の説明はせずに、語彙として教える。上記の例なら「水泳」にするなど
自分の気持ち、状況を記入
質問を書き終わったら、「わたし」の箇所に自分はどうかを記入します。
下の( )の箇所は補足で、何か付け足したいことがあったら記入する場所です。
とても好きな場合、( )に「とても」を記入します。(プリント画像2参照)
全ての工程に時間がかかるようであれば、宿題にするといいです。このプリントの1ページ目に例と説明が書いてあるので、それをそのまま配布するといいと思います。

活動実施
学生側の下準備ができたら、さっそく学生同士質問させましょう。
20人クラス全員ですると時間がかかってしまうので、2つのグループに分けた方がいいです。
また、あまり少人数だとアンケートも少なくなってしまうので、10人くらいがいいと思います。
立たせて、立食パーティーのようにそれぞれ学生のところへ行って聞くというやり方にしてください。
以下は活動中、教師が気を付けることです。
- 学生が活動をしているか巡視すること。
- 学生が答える際は、「はい、いいえ」だけではなく、ちゃんと文で答えるようにさせる。
例:Q:ねこが好きですか。 A:×いいえ →A:〇いいえ、好きじゃありません。 - 学生がプリントに相手の名前と回答を記入しているか確認すること。
- 時間がかかりすぎている場合は、時間を区切る。(初めから時間を決めてもよい)

マッチング結果
質問が終わったら、着席してもらい、以下のことをしてもらいます。
相性が合うと思った人を選択
各学生が、質問した中で誰と一番相性がいいか、選択します。
(好きな物が一緒、自分にないものを持っているから惹かれるなど)
その理由も考えてもらいます。5-10分程度、時間をとってください。
発表
考えてもらったら、だれが一番相性がよかったか、発表してもらいます。
またその理由も話してもらいましょう。
「~から」をすでに勉強してからすると、「~から」の勉強にもなります。
だらけてしまわないように、ただ言わせるのではなく、教師が盛り上げましょう。
例:教師「Aさんとマッチした人はーーーー(未習の文型ですが、理解できると思います)」
学生A「Bさんです」
教師「どうしてですか」
学生A「Bさんは、猫がとても好きです。わたしも猫が好きです。Bさんは車があります。
いっしょに車で海へ行きます(正:行けます)から」
教師「わかりました。ではそのBさんとマッチした人はーーーー?」
学生B「Cさんです。」
教師「Aさん、残念。」
※全員発表できない場合は、このプリントの裏、または空いている箇所に書いてもらい、回収しましょう。
そして次回のクラスで教師から発表しましょう。
注意すること
この活動は、相性の合う相手を探すというものなので、クラスの中には本気にしてしまう人もいるかもしれません。この活動では特に男女でマッチングするわけではないのですが、もし男女分けて実施した場合、昨今のLGBT問題などが出てくるかもしれません。クラスの雰囲気や、このクラスなら問題ないだろうと思える状況で実施することをお勧めします。
活動プリント ダウンロード
ここから、活動プリントをダウンロードできます。
全2ページ。A4サイズ。
1ページ目はこの活動の説明と例です。このプリントを宿題にする場合、これも配布したほうがいいです。
教師側で説明してその場で書かせるのであれば、1枚目の配布は必要ないと思います。
2ページ目が 学生が記入するプリントです。質問数は7問です。 見本は上記の画像の通りです。
9課の授業で使えそうな教材紹介。 ※広告あり
ここからは 9課の授業で使えそうな教材を紹介します。※広告を含みます。
ことば絵カード100(カード教材)
子供用の絵カードです。全100枚入っています。乗り物、食べ物、動物、花など色々なジャンルのものが入っています。ひとつひとつインターネットからイラストを拾って、自分でカードを作るのが大変という方は、こういったものを使うと便利です。 イラストを学生に見せて、「好き・嫌い・上手・下手・ある・ない」を練習できます。
上手・下手はスポーツ系が少ないため、限られてくると思います。
また、他の文型でも使うことができるので、一つあると便利です。
コロロメソッドで学ぶ なまえのことば 学習カード
こちらも物の絵カードです。発達障害のあるお子様用に作られたものですが、日本語教育でも使用できます。
こちらも食べ物や動物、乗り物などのイラストがあるので、L9の文型に使用できます。絵カード100枚、文字カード100枚入っています。また、自分で作成できるように、白紙のカードも入っています。ただカードのサイズが8センチと小さいため、少人数か、個別授業で使用するといいです。
本:なくなりそうな世界のことば
こちらは教材で使えるというより、教師が参考までに知っておくといいお勧めの絵本です。この本はタイトルの通り、少数言語の中からいくつかピックアップしてイラストともに紹介している本です。すこしでも興味があればぜひチェックしてみてください。
いかがでしたでしょうか。簡単な文型や、知っている文型などは、退屈さを避けるため、できるだけ活動を入れてプラス@の練習をしたほうがいいと思います。他の活動もあるので、それもまた次回追記します。


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